いく

空飛ぶ広報室のいくのネタバレレビュー・内容・結末

空飛ぶ広報室(2013年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

テレビ局に努めるイナバ(がっきー)は、考え方にちょっと棘がある、というかそれを表に出しすぎる性格のせいで、憧れだった報道局を外されて、情報局で働いてる。

そこで任された企画が"働く制服?"
航空自衛隊の人に取材をすることになる。

そこで出会ったのが空井。
パイロットだった彼は、夢だったブルーインパルスに乗るのを目前に、交通事故をきっかけにパイロット資格を剥奪されて、航空自衛隊の広報部で働いてる。
パイロットだった頃の明るい前向きな空井の姿はもうそこにはなく、覇気がない。

そんな彼が、イナバの企画の担当になる。
最初は、イナバの棘のある発言(戦闘機のパイロットなんて、という差別発言)に怒り、担当から外してもらうよう頼むくらい。

1話。
ドラマ制作陣の理不尽な態度に怒るイナバは、正義感のある人だなぁと思った。
ドラマを成り立たせるために痛い足を引きずりながらヘルメットを探しにいった空井が、"久々に楽しかった"って言ってるところは良かった。
あと広報部の雰囲気が良い、部長?課長?いいひと!

2話!めっちゃよかった!!
いなぴょんが弱さを見せた。
小さい、街角グルメの企画。ごく普通のナポリタンのお店。でもその裏には深い物語があって。
いなぴょんと空井さんの組み合わせいいなぁ〜
私になでなでされて喜んでたじゃないですか!ってやりとり可愛いかった

お互い"元パイロット""元報道記者"。
新しい仕事を得たと思って、前向きに頑張ろう、って。

いなぴょんの会見シミュレーションはいたたまれないけど。笑

3話。
空井と、ナッシュ(パイロット同期)の再会シーン良かった。
すぐに昔の空気感に戻れるって素敵。
そんな関係性を築けてるって素敵。

結婚式での鷺坂さんの挨拶。
いつ何があるかわからないから、喧嘩しても朝は笑顔で送り出してあげて、って自衛官に限ったことじゃないよね、って話。
染みた。

4話。
合コン中に、空井さんが稲葉を週末の防衛大行くのに誘うとこ、キュンとした!
ピュアな感じ良かった!

女性差別、受けない組織にいられてるな、自分、と思った

5話。
柚木さんが過去を昇華した回。
部長に、よくやった、って声かけられた所、泣けた。
あんなに辛い思いをした場所で、変わらず頑張って、自分の仕事を周りの人に認めてもらえて素敵だなと思った

7話。
鷺坂さんが奥さんの話をする回。泣けた。
最期は看取ってあげられなかったけど、最後に笑顔で会えてよかった、て振り返るところとか、スケッチブックに奥さんが鷺坂さん描いてたところとか、最期看取れるかが大事なんじゃない、それまでどう過ごしてきたかが大事なんだな、って改めて思った。

あと稲葉が航空自衛隊の救難団のニュースの訂正入れたところ、かっこよかった。恩返しできたかな、ってそういう考え素敵だな。

空井さんが稲葉と飲んでてどんどん質問出てくるところとか、素直で可愛い!

そんで鈴木亮平かっこいい!

8話。
空井と稲葉ー!!!きゅん!!!

9話。
稲葉と一緒に涙した( ; ; )
仕事って理不尽なところあるよね、感情じゃどうにもならないとき。ただ冷静さ、客観的な視点が求められるとき。

あとね、鷺坂さんが阿久津さんのところに来るところ。稲葉を心配して来てくれたんだけど、それだけでも感動なのに、阿久津さんが、稲葉は良いものを作るようになりました、って言ったところ。
泣けた!あんな風に見守ってくれる大人が近くにいてくれる稲葉は幸せだよね。

10話。
鷺坂さん定年退職。素敵な餞だった。
いなぴょんと空井の再会!

最終話。
震災の話をしている空井、比嘉さん(ムロツヨシ)。もっと何かできたんじゃないか、って込み上げてくるところ、刺さった。

そして2人が距離を超えてくっついた♡
2人の写真のガッキー可愛すぎた。


このドラマの良かったところは、
1に、登場人物たちの仕事への前向きな姿勢。直向きな努力。情熱。

2に、素晴らしい職場、働く環境。頼もしくて、尊敬できて、かつちゃんと指導して見守ってくれる上司。一緒に励ましあえる同僚。

3に、何より、稲葉と空井の、大人の純愛。お互いの弱い部分を見せ合って、その上で惹かれあって、少しずつ距離を縮めてく感じ。距離があっても、あなたがいい、と思える愛情。良い😭💕
いく

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