Amber

空飛ぶ広報室のAmberのレビュー・感想・評価

空飛ぶ広報室(2013年製作のドラマ)
5.0
『どんなに失敗しても、なりたいものになれなくても、人生はそこで終わりじゃない。どこからでも始めることができる。』

航空自衛隊の広報室が舞台。
念願だったブルーインパルスのパイロットに任命されたにも関わらず、直後に事故に巻き込まれて、一度もブルーインパルスに乗れずに広報室に異動してきた空井大祐(綾野剛)と、念願だった報道記者になれたのに、自身の行き過ぎた取材で訴えられ、その後情報局のTVディレクターになった稲葉リカ(新垣結衣)が、TV番組の企画で出会うところから物語は始まります。

この二人、とても思い入れの強い夢が敗れた後で、空井はまだ自分の感情に蓋をしていたり、リカはを守るために素直になれず正論を振りかざして突っ張ったりしている最中でしたが、お互いに出会うことで、自分の感情が動き始め、謙虚になることを学び始めます。

それをお互いの上司である鷺坂(柴田恭兵)や阿久津(生瀬勝久)が支えていくのですが、特に鷺坂さんの広報室メンバーに対するコメントが印象的。
『意思あるところに道は開ける』とか。

初めにお互いがどん底で、自分のカッコ悪いところを見せ合えたのが、二人の運命というか、見せ方のうまさだったなと思います。
若くて目標への強い意志があったらからこその葛藤、ヒリヒリするような痛さ、自分にも昔こういう時期あったな、と思い返してました。
お互いがお互いを感じて一緒に飛ぶ『エレメント』という考え方がすごく羨ましい。
日本でのドラマ史上一番好きなカップルかも。

恋愛面における二人の不器用さも素敵。
広報室のメンバーもそれぞれ葛藤を抱えながら抜群のチームワークで、キャストも豪華。
安室奈美恵さんが歌う主題歌『Contrail』は大好きで、7年くらいずっと聴いています。