杉咲花が名女優すぎる
2015だけど、杉咲花が中学生の時の私すぎてこっそり泣きそうになってた毎回
「お前なんか母親じゃない！」「私なんか殺しちゃえばよかったのに」「ダメな子供を持つと親は不幸になるんだよね」のところで毎回うううってなる
夕飯詰め込まれたことはないけどｗｗｗああいう感じには何度もなったことあったし、いじめられたことないけど坂道病もすごくよくわかる
親からの「こうなって欲しい」っていう期待って今の自分への否定だから、自己が確立できてない中高生には心底辛すぎるんだよね。
教育ママの子供が無差別殺人とか起こすのも完全にそれだと思う。厳しさ云々じゃなくて子供への人格否定が根源。
大人って私はこれが辛くて、あなたにこうなって欲しいって伝える術があるけど、子供は自分を正確に理解ができないし、うまか言語化もできないから癇癪起こす。それで母親も追い詰められるという悪循環。
夏木マリの「親にこの人とかババアとか言って、あなたそんなに偉いの？親をやめたくもなるわよ」みたいなセリフあったけど
そういう人間同士のコミュニケーションの正解を突きつけられてギリギリ受け入れられるのが中高生でもある。
このセリフが意味するものは「相手へ変わって欲しいことを癇癪を起こさず、きちんと伝えなきゃいけない」って話だと思うけどこれを「やさしくて言語化のうまいいい大人」に言わせないところが湊かなえの上手さだと思う。だってそんな大人、現実には現れてくれないから。
あと、こういう子供を恐怖で支配するタイプの親もいるよね
「子供に期待する親」と「親の期待に添えない自分に苦しめられる子供」を2パターン描いてるのすごいな。
石田ゆり子と鈴木京香の違いは前者は「自己実現のための子供への期待」だったけど、後者は自己実現もあったものの「子供にとってこれがいい」という気持ちも大きくて、結果的に後者を重視して子供に理想を押し付けるのをやめたことだな
これを見て何度も子供に「こうなって欲しい」という理想像があるうちは親になれないなわたしは、とおもう
