takayama

学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまでのtakayamaのレビュー・感想・評価

3.2
そんなに好きな物語ではなかったかな。やっぱり自伝ということで、いかに人と交われない自分を嘆いたり、創作の苦しみを描いたり、なんやかんやしたところで結局の所ナルシストに映っちゃうんですよね。こんなダメな私を見て、って。
お爺ちゃんの痰吐き用にティッシュを折るの手伝わされたり、細かな描写で良いなと思うところも多々ありましたが、全体の物語としての連続性と言うかお話が流れていってる感じがしなかったです。多分モノローグの内容のせいかとも思うのですが。
それでも見れたのは前田敦子の魅力ですね。特に前半の登校拒否時代のぐうたら生活の演技は流石。ぐうたらさせたら右に出る人はいないんじゃないでしょうか。立ち上がる時のまるで重力すら億劫に感じて現れる面倒くささ。必要以上に開けるつもりなど毛頭ないであろう、目。覇気を纏わない声音。あっちゃん、圧巻。