西野竜平

SUPERNATURAL XV<ファイナル・シーズン>の西野竜平のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

"Carry On"

あまりにも悲しくて、悲しくて、ただひたすら泣いた。
こんなに苦しんで、大切な人たちをたくさん失って、死ぬ気で頑張ってきた2人にこの仕打ちはさすがに予想してなかった。
本当に悲しかった、僕が1番応援してきた人がやっと幸せを掴むチャンスを得たばかりだったのに。
ほんとクリプキさんやシンガーさんは2人を離れ離れにさせることを美学とねじ曲げて捉えてるんじゃないかって疑うくらい最後にこの別れはキツかったし何より残されたサムを見るのは辛かった。
ひとつこのシーンでの産物を挙げるとしたら、不器用なディーンが隠してきた自分を曝け出してくれたこと。
第1話のディーンがそんな風に感じてたってことをディーンの口から聞けたことが嬉しかったし、素直に弟に気持ちを伝えることができる兄貴の姿が本当に眩しくて、もうこれ以上の悲しみはいらないからここで終わりにしてくれって思った。

そして天国のシーン、ボビーの登場はめちゃくちゃ嬉しかったしメアリーとジョンもいると教えてくれてとても安心した。
けど怖かったのが、天国にいるディーンは大切だった人たちに囲まれてるけど1人残されたサムは?ってこと。

けど僕たちのディーンはそんな心配を一蹴してくれた。
最初はただひたすらドライブをしてるだけなのかなって思ったけど、きっとボビーが言った"サムもやってくる"って言葉を信じて待ち続けたんだって気付いた。

ここが本当にスーパーナチュラルの魅力を5億パーセント発揮した最高の演出。
スーパーナチュラルしか魅せられない御業。

決して終わりじゃなかったんだ、スーパーナチュラルだからこそ数え切れない悲しみの先にサムとディーンにこんなに幸せなフィナーレを届けることができたんだ。
本当に嬉しかった。ありがとう。

15年間本当にお疲れ様でした。
一生忘れられない最高の時間をありがとう。
この先もずっと大好きです。
西野竜平

西野竜平