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ロサンゼルス潜入捜査班 ~NCIS:Los Angeles シーズン6のMIDORIのレビュー・感想・評価

3.0
前回シーズンのケンジー救出作戦など、諸々の責任の所在を明確にするするためにワシントンDCへ送られたヘティ。議員からの追及や司法省の調査。ヘティと共に追い詰められていくLA支局。しかし、このヘティをDCに送ったのは攻撃するためではなく守るためで、黒幕が意外すぎる人でした!ヘティすらも混乱させるとはさすがです。

狙われるヘティを守るカレンたちのチーム。特にカレンはヘティと強い絆があるので無茶したりもしましたが、シーズン中盤にカレンとヘティの出会った日のエピソードがあり、親のいないカレンにとってヘティがどれだけ大きな存在なのかが分かるエピソードでした。

サムとミシェルの強引なセッティングによって出会ったカレンとジョエルは意外にも順調に交際を続けていて、朝ジョエルを職場に送ったり、「今夜も会える?」って聞いていたり、職場を寝床にしてずっと殻に閉じこもっていたカレンにもこんな幸せな日が来るとは…仕事で命をかけて闘うチームのメンバーしか信用出来なかったカレンも一般人を好きになって、デートしてるという事実に喜びと嬉しさが思わず溢れます(笑)

そして、ケンジー×ディークス。お互い物凄く好きなのに、どちらかが一歩踏み出してしまったら関係が崩れるのではないかという不安から、その先に行けずにいましたが、このシーズンではついにお互いの思いを認めて一歩踏み出します。ケンジー×ディークスって職場恋愛じゃん!と思いましたが、大使が狙われたエピソードで大使に所属を紹介するとき、ディークスだけまだLAPDだったので“まだ連絡係だったの!?”という驚きと、LAPDとNCISであれば厳密には職場恋愛ではないので、だからこの二人のことはみんな何も言わないのね〜と納得。ケンジーだけに限っていうと、前回シーズンにアフガニスタンへ行った設定はケンジー役ダニエラ・ルーアが妊娠したからでしたが、シーズン6で本当に妊娠してたのか?というくらい抜群のプロポーションで復帰していて、この方の努力は本当に凄すぎる。

サムですが、ずっとミシェルと娘の話しか出てこなかったので三人家族かと思っていたら、実は息子もいて、士官学校にいるため登場しなかったとか!クリスマスのエピソードでついに息子も登場して、サムがお父さんなら何があっても守ってくれそうで羨ましい。

そして、オーエン。最初は嫌われ者だった彼もカレンのチームたちに好意的になって、カレンとサムを危険な目から救ったり、チームの作戦を一緒に実行したり。オーエンがいたから命が助かったエピソードがいくつもありました。シーズン5くらいでヘティがカレンに言っていましたが、この仕事で友人を作るのは難しいと。仕事に没頭しすぎるといつかオーエンのように、本当は冷たい人ではないのに、仕事柄そう見えてしまうと言っていたのが印象的で、それを裏付けるように今シーズンは、実は悪い人ではないよ!というエピソード満載でオーエン株急上昇。

このシーズンはとにかくクリスマスエピソード良すぎて。オーエンが毒盛られたり大変でしたが、メンバーひとりひとりに焦点を当てていて、NCISLAファンなら必見です。シーズン後半では、これまで何度もカレンとサムが情報提供のために会っていたアルカディにスポットライトがあたり、アナも登場したり、今後のNCISLAに重要なキャラが続々と登場しました。
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