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ATARUのICHIのレビュー・感想・評価

ATARU(2012年製作のドラマ)
4.0
最後まで観るほど魅力が増すドラマ。
はじめはギャクセンコメディみたいなスタートだが、徐々に胸熱シリアスな結末へ。 何が本当の愛情かを考えさせられるヒューマンドラマでもある。

ギャクセンがめちゃくちゃ光るのでシリアスなシーンも笑って乗り切れる。

ここからははじめの方に思った生意気に辛口コメント。↓

役者の使い方が雑。
北村一輝と千原せいじ、関西人つかうんやったらせめて関西弁設定か標準語設定なのか、かっこつける時だけエセ標準語になる設定なのか、はっきり統一しないと。

関西人やから観ててもどかしい。関西人なら「彼は~」という呼び方は馴染まないし、一つのカット、一つのセリフでも関西弁と標準語が行き来する。

千原せいじも。

他の役者も妙に演技くさかったりするのは、監督がシーンに馴染むまで納得したGoサインを出してないからでは。

ストーリーや役者陣のキャラクターが面白いだけに、メインの役者の言葉が定まらないのがちょっと致命的。

セリフは精神だから、キャラクターの精神が嘘くさいと茶番になる。

もったいない。
北村一輝と千原せいじの無駄使い。彼ら振り切らせたらもっとおもろいのに、中居くんのキャラは仕上がってるのに他がブレブレ。

主役だけでなくて、もっと周りの役者独り独りの個性を生かす撮影をしてほしい。

個人的には一話の北村一輝の「だからなんやねん」て突っ込みが好きだった。
関西弁キャラで押し切ってほしかった。

というか生粋の天然関西弁北村一輝に、関西弁以外のキャラをわざわざ演じてもらうメリットが分からない。

関西弁、関西人魂は彼の最大の武器なのに。北村一輝を扱うなら破門とか、日本黒社会 LEY LINESとか、そういうのを演じきった彼の味を理解してキャラを立ててほしい。

関西人の役者を適当に扱わないでほしい。

でもちょこざいのおかげでホットドッグめちゃ食べたい。

Case9
おにぎりと百合の件は心動かされた。
アタルの心の機微や家族、ラリーや沢のアタルを思う心情の交錯が胸をついてくる。

親子の絆を考えさせられる回。

蒲田中、ナカカマタのくだり、いじりが司会の中居らしくて笑う。
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