さいらー

僕のヤバイ妻のさいらーのレビュー・感想・評価

僕のヤバイ妻(2016年製作のドラマ)
3.4
最初は「ゴーン・ガール」の丸パクリかと思ったが、そこから先は独自のストーリーを展開している。
まあ「ゴーン・ガール」を参考にしているのは間違いないだろうが。


中盤辺りまではそこそこ面白く展開していくが、後半になってくると脚本がグダってくる。
「実は◯◯でした」「実は違いました」的などんでん返しをする為の無駄な展開やシーン、雑な脚本が増えていく。しかも最終的な真相が「あ、ふーん」となるような落ちどころなので、途中までのミスリードの方が面白かったという状況になりがち。
また、木村佳乃を筆頭にイラつく登場人物が多い。脚本的に、というよりは演出的にイラつく。過剰に作られた演出や演技がひどく目に付く。

そんな感じで溜まっていくフラストレーションが全く解消されないまま迎える後半の心境は「もう誰でもいいから死なねえかな」である。そしてラスト手前では「こいつとこいつ以外全滅しないかな」であった。


で、そのフラストレーションが最終的に解消されたのかというと、残念ながら解消されないまま終わってしまった。

うーむ、惜しい。
ぶっちゃけ1話で終わっていてよかった。まあそれだとゴーン・ガールなので、3話くらいの尺で構成していれば面白かったのではなかろうか。
それで隣人夫婦と佐々木蔵之介カットでもよかったよね…?