3話くらいから急激にハマり始めた。
(おそらく、2話くらいまでは魅力が分かりにくいドラマだと思う。)
内容は一言で言えば、"オシャレな昼ドラ"。女性間の対立(嫁姑、恋愛、仕事関係)を主軸に、とある貴族一家と、彼らに仕える使用人の人生が描かれている。
心理描写が非常に巧みな作品。登場人物それぞれの性格がきっちりと描かれ、まるで本当に生きている人間を見ているような気がする。面白く、1日に3話ずつ、一気に見てしまった。
ただ、残念なことに、途中で飽きてしまったのだが。
伏線があからさまで、"ハラハラさせてやろう"という意図が透けて見えた。次から次に悲劇が来るし、登場人物はだいたいすぐに不幸になる。落ち着いて見ていられない。
「こんなジェットコースターみたいな話に付き合ってられるかー!シーズン6まであるのに!」
という気持ちになってしまった。(ハッピーエンド至上主義なので…)
そして、ミソジニーがやたらと目について腹が立ったというのもある。
女性同士は争うもの、という、いかにも西洋的な感覚で作られているのがよく分かる。このドラマを鑑賞している間、嫌悪感があった。
女性ばかりでなく、男性の心理描写にも焦点を当てても良かったと思う。女性を描くことに偏るあまり、男性の登場人物だけが、"いかにも作られたキャラクター"という感じがしてしまっていた。