らずり

ダウントン・アビー シーズン1のらずりのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

イギリスの貴族階級の暮らしを垣間見れるドラマ。執事やメイドという存在に興味はあったが、詳しいことは殆ど知らなかったのだと思い知らされる。
執事、従者、下僕という肩書があったことも知らず、全部執事だと思っていた。自分が「執事」だと思っていたのは「下僕」だったのだ!
下僕という響きでは奴隷のようなイメージがあったが、その印象は覆された。下僕であれメイドであれ、同じ屋根の下で働く者として階級の差はあれど大切に扱われているのだと思える場面もあり、心を打たれた。
全てが善人であるわけもなく、繰り広げられる派閥争いやイジメは日本のドラマでもよく見かけるようなものだ。
何度も「こいつまだ改心しないのかよ~~!」とイライラさせられる場面もあるもののの、日本のドラマのように先が予想できて目も当てられない見ていられないという感情に振り回されることなく、毎回続きが気になって次々と見てしまう。一話に込められている内容が濃く、どっぷり世界観にも浸ることができた。

最初はろうそくなど使用していたが、徐々に電気や電話と屋敷が電化していき時代の流れも感じられるのもとてもよかった。
1話で突然の同性愛を見せつけられ感情の行き場に困ったが、いつかはトーマスに幸せになってほしいしトーマスに焦点を当てた物語も見たい。
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