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ダウントン・アビー ファイナル・シーズンのshunのレビュー・感想・評価

4.9
本当に美しいダウントンアビーらしい終わり方だった。1914年から1925年のイギリスの貴族、使用人の生活を一つのお屋敷を通じて描く作品。戦争を経験し貴族の力の弱まり、伝染病、女性の社会進出など社会の「変化」の上に登場人物たちのストーリーが繰り広げられていく。

イギリスの価値観とか人々についてのユーモアもたっぷりで本当に楽しめる。自分達がイギリス人だってことをすごい意識した上で言ってることとか本当に好き。

衣装(とくにドレス)、内装、屋敷など世界観も実際のお屋敷を使ってるだけあって華やかで魅力的。そこにキャストの美しさと演技がうまく重なってる。やっぱり一番のキャラクターはヴァイオレットっていうのはいろんな人が思ってると思うけど実際そう。マギー・スミス(マクゴナガル先生)ほんと好き。あと、時々シビルが話題に出る度にその存在がどれだけのものであったか考えさせられる。

映画(日本では来年公開)の前に見終われて良かった。貴族にとっては厳しい時代が描かれるんだと思うけどドラマのように誇りと柔軟さで乗り越えていってほしい。個人的にタペンス・ミドルトン楽しみです。
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