ククレ

バンド・オブ・ブラザースのククレのネタバレレビュー・内容・結末

バンド・オブ・ブラザース(2001年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

とても丁寧に描かれる戦争映画。映像は迫力があり、凄まじい緊張感!

でも、ウインターズやニクソンは最初から印象深くて感情移入しやすいけど、その他大勢の兵士たちが覚えられない!一人ひとりの背景を掘り下げないから、死んでもあまり胸に響かない。「あれ?これ誰だっけ」ってなってた。
目が見えなくなる奴、補充兵で来たのにすぐ死ぬ若い奴、衛生兵の恋、いろんなエピソードはこちらの感情を煽ることなく、淡々としてる。リアルに見せるためにあえてそうしてるのはわかるが、「あまりハマらないなぁ」と思って見てた。

でも、第9話で衝撃。収容所のシーンで大きく感情が揺さぶられる。「何のために戦うのか」
「戦争が終わったらどうするのか」これまで地獄のような戦場を追体験してきたから、深く考えさせられる。
最終話も素晴らしい。ドイツの将軍の演説にアメリカ兵も共感してるシーンがとても良かった。
それぞれのその後を野球をしながら紹介して、終戦を迎える。ラストのインタビューでは、これまで冒頭で出てきた人物に名前が…!「バンドオブブラザーズ」はヘンリー五世の言葉なのか。全10話を締めくくる完璧なエンディングやね~。
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