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バンド・オブ・ブラザースのMoDのレビュー・感想・評価

バンド・オブ・ブラザース(2001年製作のドラマ)
4.9
バンドオブブラザー「ス」!

実在の人物の戦争の話だから楽しい、という言葉は不適切だけど、実話故にいつ誰がどうなってしまうのかわからないところがハラハラして臨場感が凄い(楽しい)。映画となると、登場人物の死には必ず意味ができてしまうけど戦争の死に意味なんてない。
降下して散り散りになってしまうところとか、よくわからない部隊員ととりあえず仲間になるところとか、必死感が伝わってくる。
隊員が段々戦争慣れしていく中でちょっとしたミスで死んでしまうのとかホント悔しい。
話の好きな順で言えば、降下回、衛生兵回、塹壕突破回、訓練回って感じ。
後半はあまり好きじゃないけど、最後の最後にじいさんたちの正体が明らかになるのはウワッ!となってしまった。ナチス収容所のガリガリ収容者たち、どうやって撮ったんだろう。

ペルコンテが新兵へキレる台詞、
「スミスやらオキーフやら次々と補充兵が来て戦闘になれば真っ先に死ぬ。口だけは達者だ。『ベルリン降下はまだか?』だと。2日後にゃ、血まみれに転がって『ママ助けて』と叫んでいる。みっともねぇ。戦争の中じゃ今が一番いい時なんだ。食べ物もシャワーも寝床もある。ドイツは快適だ。トイレットペーパーもある。戦闘の話はよせ。鼻歌もだ」。これこそ熟練兵、バンドオブブラザースって感じ。
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