おーたむ

エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY シーズン2のおーたむのレビュー・感想・評価

4.2
「メンタリスト」も「キャッスル」も面白かったんですが、よりハマった「エレメンタリー」をシーズン2まで観賞。
前シーズン同様に面白かったです。

一話完結型の探偵ものというスタイルは変わってないんですが、シーズンを貫く縦の軸は変化しています。
まず、傲岸不遜な一匹狼だったはずのホームズが、徐々に周りの人々と繋がりを作っていく過程が描かれます。
ホームズの変化は顕著で、それこそ自分で「世棄て人だった頃はよかった」などとうそぶくくらい、他人のことを気にかけるようになっていきます。
不器用ながらも人との交流を広げ、深めていくホームズの様子は、なんだか微笑ましかったですね。
特に13話、襲撃犯からホームズを庇って負傷し、現場から離れざるをえなくなったベル刑事に、ホームズが自身の感情を吐露する場面は、前半のハイライト。
ホームズがワトソン以外の人間に、あそこまでの信頼を示すなんて…と、ちょっと感動しちゃいました。

そして、繋がりを得たからこそですが、当然、別れも描かれてます。
親しかった友人アリステア、複雑な関係の兄マイクロフト、そして、現在のホームズに最も大きな影響を与えた現相棒のワトソンとの離別。
まあ、必然と言えば必然なんですが、これらの別れが畳み掛けられるシリーズ終盤は、ちょっとシリアスで重いです。
加えて、きれいに終わった前シーズンと比較すると、本シーズンは全くきれいに終わってないので、全話観賞後にはモヤモヤも残ります。
正直、ここら辺に関しては、良し悪しあるなと思ったりしました。

が、トータルで見ると、やはり好みに合う作品だなとも思います。
他の捜査ものと比較して、本作には、なんというか、ほのかに品がある感じです。
別れた二人がその後どういう経緯でまたコンビを組むのかも気になるし、シーズン3も必見ですね。