流之助

エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY シーズン4の流之助のネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

原作要素がこれまでのシーズンの中でも色濃く感じられる終盤からの展開が面白かった。
やっぱり、モリアーティ!
本人が出てこなくてもすごい存在感。

まあ、このシーズンはとにかくパパホームズを通じて、シャーロックが昔とどう変化してきたのかも表現されているのかと感じた。
他人を遠ざけ自分以外を信じず無駄を省く、彼のその孤独になりたがる癖がマイルドになって周囲と調和してゆく様は、原作の、紳士で孤独好きなホームズ像にも重なる部分が多くておもしろかった。

また、フィオナとの恋愛要素!
不器用で他人と異なる性質を持っているからこそ惹かれあい、嘘のない、陰謀を全く挟まないピュアな関係が健全かつしっかり大人として育まれていき一安心だった。
敢えて孤独を選ぶ必要なんてないし、強いて他人と同様の感性を持っているそぶりをする必要も無い。父親の道を辿るという確証も無い。

もちろん、ジョーン・ワトソンの実の父親の件も、きっと明るい道が開けていくと信じたい。
100%ポジティブな結末ではないにしろ、2人のバディなら絶対に大丈夫だよね?と思わせるラストに、この後のシーズンへの期待値も高まった次第。

そして私はまたもや原作小説に浸りたい願望が沸き立ってしまって、こりゃあ趣味をどうやりくりすればいいのかと頭を悩まさずにはいられない。
流之助

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