さゆり

家政婦のミタのさゆりのネタバレレビュー・内容・結末

家政婦のミタ(2011年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

心を失った三田さんがある家庭の家政婦として働くハートフル再生物語。
不倫の末、離婚を告げられ自殺を図った母親の49日の日に家政婦の三田さんがやってきた。不倫相手が忘れられず、父性とは何か悩む父親。愛情とは何か悩む長女。家族を守れないもどかしさに荒れる長男。長子でも長男でも末っ子でもない自分の存在に悩みどこか諦めている三男。甘えん坊だけど自分の意思を持った末っ子。母親の死をきっかけに家族の問題が噴出し、一つずつ向き合い家族の絆を深める。重い内容なのに少しコミカルさが存在し、一般的な家庭のどこにでもある問題や悩みが描かれていて共感できる。松嶋菜々子の演技がうまくて無表情なのに感情が伝わってきて感動する。内容を忘れた頃に観るのがいい。
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