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NIP/TUCK -マイアミ整形外科医- <セカンド・シーズン>のCinemanのレビュー・感想・評価

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表紙がボンド✖︎2みたいでかっこいい😎
ジュリア...どこかで見覚えあるなあと思ったら、ほぼ元祖のチャタレイ夫人(1993:ショーンビーンが森番)じゃないですか‼︎
イノセントな色気のある役者さん。

ジュリアン・マクマホンの顔ってなんかセレブ整形外科医にピッタリだよなあ。すごく整ってるのはもちろん、眉毛がなんか人工的でそういう作り物っぽさが出てるのかな??
役作りで作られた眉毛の形だったら、メイクさんいい仕事してる。

ディラン・ウォルシュも一見郊外の中年のお父さんという普通の容貌なんだけど。
アイスブルーの瞳と困り顔が、妙に惹きつけるところなど、ジュリアン・マクマホンと本当に絶妙な塩梅での配役だと思った。

第3話での女性のオーガズムの扱いがすごくいい。奪えるのも与えるのも男という、男のエゴに頼る快感ではなく、自らが解放されることで自分に与える快感..。
性依存に苦しむクリスチャンや彼の周囲の人々もいつか気づくのか..?
(クリスチャンは後半で気づき始めてるけど、今度はショーンとジュリアが..)
人間って何かに依存せずに生きるのって結構難しいよなあ。頼るものは自分しかいない、ということがネガティブに見えだすと何かを手繰り寄せたくなるから...
このドラマの人々の不安定さが憎めないのはそういうことなんだよね...

今シーズンのゲストスターには、サラ・ポールソンやダグ・サヴァントらの姿が。米ドラの常連だけど、最近デスパみてたから、デスパスター連投に見えた。
ダグは顔のど真ん中に凍傷を負ってる役なので、ほとんど認識できなかったけど...
サラもダグも結構デスパのキャラそのまま(サラは精神不安定で宗教にハマる、ダグは大家族のお父さんで中年の危機を拗らせ)。
でも凍傷で死んでも勇敢さを残すのが親父の務め..!という彼を反面教師にする展開であってくれて良かったよ...
中年の危機は第二の思春期なのかもなあ。メメントモリを感じる分、厄介でもある...
米ドラでは、女性のmenopose(更年期)と男性のmiddle age crisis(中年の危機)は鉄板だよね。

でもこのドラマで一番深刻なのは女性たちが負っている傷と闇の深さ...
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