MR. ROBOT / ミスター・ロボット シーズン4のlimoneのネタバレレビュー・内容・結末

シーズン2から数年観られておらず、一気に3と4を見終えた。
間が空いてしまったが最後まで観て本当に良かった。
ここまで美しく纏め上げたドラマはなかなかない。
解離性同一性症はよく扱われるテーマではあるが、そこに視聴者も引きずり込むところに感服する。

4シーズンとは思えないほど濃密な物語だった。
エリオットも周りの人もあまりにもうまくいかなくて、尖っていてかっこいいが悲しいドラマだと思っていた。
物語が最終的にどこへ向かうのかずっと分からなかったが、最後にエリオットを愛おしく思えるような結末が待ち受けているとは思わなかった。
この物語と別れる寂しさとエリオットが前に進みだした嬉しさで感情がぐちゃぐちゃになった。

みんな幸せになってほしかったが、一番哀れに感じたのはタイレル。ずっと悲しそうな顔をしていた印象。

余談だがMr.Robotoという曲がタイトルの元ネタだったとは終盤に曲が流れるまで知らなかった。
知っていれば印象も違ったのかもしれない。

また最初から観たくなる素晴らしい作品。