このレビューはネタバレを含みます
心は殺して良いのにどうして命は奪ってはいけないのか。
心が瀕死の状態でも寄り添ったり、ささえてあげたり、なんとか立ち上がろうとすることはできる。
でも一度奪われた命はそうはいかない。
そこで終了なんだ。
死んだ心で生きていくほうがしんどいと思うのかもしれない。
死んだほうがマシだと思うのかもしれない。
けれどそれは100%の終わりじゃない。
そんな痛みを抱えながらいつ見えるかもわからない光を探して生きていかなければならないんだ。
ただ、体が傷つくのと違って心が傷つくのは誰の目にも見えない。そして傷つききったその時は自分で発信することさえもできない。
だからこそ、気づいてくれる誰かが必要なんだ。
最後佐藤浩市が、いつか自分が死ぬ時は吉永翼。少年Aではない息子の幸せを祈って死ぬだろうという言葉に
ああ親子ってこういうことなんだ…
と思って涙が止まらなかった。
改めて人を傷つけることの恐ろしさも
罪を償うことの難しさも感じた。。
最後に一言、
本当に最近素直にみんなが笑顔で幸せにすごせる社会にしていかなきゃって思う。
ちょっと頭悪そうだけど(笑)心から。