「ことの良し悪しはともかく、親ってのは、子どもがどんな気持ちでそーゆーことをしたか、考えるもんだろ。」
きっと語られないけど語り継がれるべき名言だと思う。
毒親の下に生まれた自分だからよくわかる。
被害者を悪く言ってもいいことは何一つないが、犯罪者のすべてを批難し何をしても許されると言わんとばかりに叩きまくる人たちへの警鐘としてはいい作品だと思う。
同時に殺人は罪であり、どんな理由があっても許されないこともうまく表現していると思う。
犯罪者になったことはなくても人の心を殺したことがある人はたくさんいると思う。悪気のない、自覚のないやつも入れればしたことない人なんているのかね。そいつらと、法を侵して犯罪者になった人と、どう違うのだろうね。
仲村トオルさんのかすれたような声の演技が凄まじい。見事だ。