ま

ゲゲゲの女房のまのレビュー・感想・評価

ゲゲゲの女房(2010年製作のドラマ)
4.0
物語の半分が貧乏暮らしということもあり、映像的にはかなり地味で質素だけれど、内容が非常に重厚なものであるので、バランスが取れていて本当に面白かった。水木しげるの伝記としても楽しめて、元々水木作品には馴染みはなかったので、初めて知ることばかりで最初はかなり驚いた。今の私たちにとって戦争は、歴史的事実としての捉え方が大きいけれど、この時代の人たちにとっての戦争は、つい最近までの日常であり、終戦しても心や身体の中で存在し続ける苦しみだったんだなと改めて実感。

「見えんけど、おる。」
とても素敵なキーワードだと思った。
個人的朝ドラランキングで1位のカーネーションに並びそうなくらい良い作品。松下奈緒の演技、輝いていた。
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