GreenT

クリミナル・マインド15 FBI行動分析課 ザ・ファイナルのGreenTのレビュー・感想・評価

3.5
シリーズの最後を飾るにふさわしい、良くできたシーズンだと思いました!

シーズン14の感想にも書いたとおり、かなり面白くなくなってきたなとは思ってて、最初の2〜3エピソードはシーズン14で感じたのと同じく「くだらね〜」みたいに見えたんですよね。

でもそれって、『マインドハンター』のような映画並みの質の高いシリーズがたくさん出てきちゃったためで、昔ながらのTV的刑事ドラマである『クリミナル・マインド』があまりにちゃっちく見えてしまったからなんだと思いました。

最初の2〜3エピソードを過ぎると、昔ながらのTV的刑事ドラマの「お決まり感」とか話運びとか心地良くなってきたし、笑えるエピソードとかも「あまりにバカ過ぎる」って感じじゃなくて、やっぱラスト・シーズンだから頑張ってる感がありました。

また後半は、今までの総集編のような形で、昔のキャストを登場させたりしたのですが、それが結構ウマいんですよ。いかにもノスタルジーを誘うって感じじゃなくて、きちんと現在の物語に組み込まれていて面白かった。

過去クビになったキャストとかはリアルで再登場はさせなかったけど、昔の映像で出てきたし。ホッチ、ギデオン、エルとか好きだったなあ〜。

一番盛り上がったのは、オードリー・プラザがキャット役で再登場したことですね!!私、オードリー・プラザを初めて観たのが『クリミナル・マインド』で、このキャット役ハマってるなあ〜ってずっと思っていたので、ファイナル・シーズンに新しいエピソードで再登場させたのはウマい!って思いました。しかも、キャットのストーリーにもオチがついているし。

シーズン全体としては、「ホッチとリッパーの話」とか「キャットとリードの話」とか、昔盛り上がった数々のエピソードの焼き直しだな〜とは思ったんですけど、まあ、あれを超える話がもうできないから終了するわけで、「シリーズで一番面白かったエピソードを再現する」っていうのはファイナル・シーズンとしては正しいアプローチだと思いました。

一つだけ好きじゃないのは、コテコテに泣かせようとする最後のペネロピのスピーチとか、音楽とかだったんだけど、このメロドラマ的なアプローチって、ペネロピ役のキルスティン・ヴァングスネスの趣味みたいなんですよね。この人はシーズン1からずっと出てたけど、かなり制作にも関わってたみたいですもんね。

DVDのインタビューでもキルスティン・ヴァングスネスが一番ドラマチックな回答をしていて、「一番悲しいのはこの役をもう演じられないということ」って言ってて、確かに15年も演ってたら、喪失感がすごいだろうなあと思いました。劇中で泣いていたのは、本当の涙たっだのだろうなあ。