kazマックスグローバーレッド

コブラ会 シーズン3のkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

コブラ会 シーズン3(2021年製作のドラマ)
5.0
これは、全Season通して個人的には最高の続編で一気見してしまうほど激アツだった。

全体的に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に通じる要素があって『BTTF』パート2では1985年から30年後、2015年の世界でホバーボードチェイスなどニ世代に渡ってやっているのを見て老ビフが言った「見た事ある風景だ」と思わせるデジャブ現象で笑いを誘った。
コブラ会ではそのテンプレートをリアルタイムで30年後に再現してる。もしも若い頃のアリが現在のアリに出会ったら『BTTF』2代目ジェニファーのように
「若い!」
「オバン!」
と言って卒倒するだろうかと思うとニヤニヤが止まりません。
「過去に戻ることで今の自分が見える時もある、今を生きなきゃ、そして未来もね」って、もうアリのセリフだかジェニファーのセフリだか…


「そんな訳ない日本」も健在。80年代アメリカ映画って奇妙な日本の風景が乱立してた時代で、酷い作品になると画面には金閣寺が写って英語字幕ではTokyoって紹介されるほどの無法地帯。

ベストキッド2はそこまで突き抜けてなかったけど、まぁまぁやらかしていた。そんな「皆の知ってるあの頃のデタラメ日本描写」も見事に再現。古い巻き物にパソコンフォント文字で「ジャンプしてキックしてバランスをとります」って、そんな訳ない日本文化。失笑の沖縄編にあの人もこの人も戻ってきたのは嬉しい限りです。


ダニエルさんは初めてミヤギさんに会った時と同じ年齢になっていた。ジョニー先生は長州力のようにハッシュタグをハッシュドポテトと間違えたり、カリフォルニアからコロラドまでE-mailを送ると何日かかるんだとか相変わらずアナログで不器用な男。釣り竿エロ本荒療治で『フェリスはある朝突然に』の音楽が使われてたのは笑ってしまった。
イーグル・ファングのネーミングは明らかにアイアン・イーグルの影響でしょうね。

映画版シリーズ1〜3までしっかりと繋がりがあったのでおさらい鑑賞していて良かったです。Season4はいよいよテリー・シルバー登場か。もしかして無かった事にしてる映画版パート4も関連してくるのだろうか。トリーのお母さんはまだ顔見せてないし、まさかのヒラリー・スワンクか?!