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八日目の蝉のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

八日目の蝉(2010年製作のドラマ)
4.8
野々宮希和子(檀れい)は、同じ会社で働く秋山丈博(津田寛治)と実らぬ愛を育んでいた。いつか一緒になるという丈博の言葉を信じ、希和子は妊娠した子供を堕したが、丈博の妻・恵津子(板谷由夏)が時を同じくして妊娠、出産。心身ともに崩壊し自殺まで計った希和子は、ある日朦朧とした意識のなかで丈博の家に忍び込み、家の中にいた子ども・薫を衝動的に誘拐してしまう。薫を連れた希和子の5年半にわたる逃亡劇が始まった―。
角田光代の同名小説をドラマ化。
不倫により子供を産めず不倫相手の娘を誘拐した希和子、結婚生活が上手くいかず旦那に子供を奪われた沢田久美(坂井真紀)など、旦那がいて支えてくれる母がいるという当たり前とされている形で母子になれない女性が、わきあがる母性に従い周囲の人の助けを借り血のつながりを越えた親子になっていく苦闘と親子愛を描くストーリーの中で、親子でいられる時間をいとおしみ「世界の美しいものを見せたい。我が子を守りたい。自分の全てをこの子に注ぎ幸せを願う」母性愛を描く。
檀れい、北乃きい、坂井真紀の好演が、印象的。
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