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坂の上の雲 第3部のKenEndoのネタバレレビュー・内容・結末

坂の上の雲 第3部(2011年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

(記録)2018.12.10

日露戦争が本格化する。旅順を落とすために命がけで203高地を目指した乃木希典や児玉源太郎以下、陸軍隊員は勇敢で素晴らしいと思うが、憎いほど多くの人間が亡くなった以上、手放しで喜べる結果とは言えない。またバルチック艦隊に圧勝した真之であったが、「戦場で死人を見過ぎた」と言って仏門に入るという流れも理解できなくはない。

結局、物語はハッピーエンドで終わるというよりは、「本当に日本に貢献できたのか」や「未来はどうなるのか」など一抹の不安を残しながら終了する。真之は49歳で死に、好古は幾分か長生きしたが、その最後は本当に幸せだったのだろうか?

総じてドラマ化を大いに評価したいが、終わりかたに少々気にかかるところがあるので原作を改めて確認したいと思う。

いずれにしても男たるもの志を抱いて、挑戦すべきだ。人生は短い。
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