ほっこり楽しかった。
19歳の時に彼女をかけたチキンレースで昏睡になった元不良。45年後に目覚めて、彼女に逢いに行くロードムービー。寺尾聰がチャーミング! 旅のお供は担当看護師の岡田将生。
他人の幸せを願ういい人ばかりが出てくるので、心が和む。
岡田将生の先輩看護師に有村架純。
岡田将生の外科医の父親に鹿賀丈史。
寺尾聰のマドンナは松坂慶子。
地元の現代の不良は松坂桃李。
昔の不良は粋だった。
19歳の心のままの寺尾聰が45年後の浦島太郎状態になって身体は年取っても、新しい時代の新しいことに好奇心持って試そうとするのがすごくいい。
これはもしや敬老の日に放映されたドラマでは?と放映日を調べてしまったが違った。
先日、見忘れたんだけど、チューリップの財津和夫さんの特集があり、前年の同じ日にユーミンの特集があったのを思い出した。青春の一頁が敬老の日の特集になったことにショックを受けたばかり。私の中の敬老の日の音楽は三波春夫や村田英雄だったのに。
でも、先日、会社の先輩が「若さとは子供であること」ってメッセージを発信していて、うんうんとうなずいた。それをさらに「ヨーチOK」と意訳して納得した😆
大人びた分別くさいこと言ったり、頑固になったり、若い人にマウントするのヤだものね。
好奇心を失わず、リスク恐れずまずは試してみる。かつて信条にしていたことを思い出させてくれた。すっかり忘れていた。
この単発ドラマは、そんな心は青春のままの人向け。ロケ地も素敵で、明るいお花畑や房総の海の風景に、とじ込もっていた心が動いた。