「平成仮面ライダーシリーズ」第10作。記念すべき10作品目ということで、それまでの平成ライダーが全員登場するという当時としては驚きの企画内容で、予告編を見た時はどれだけ面白いのか期待に胸をワクワクさせたのを思い出す。しかし蓋を開けてみれば過去作品とはほとんど繋がりはなく、世界観やキャラクター設定も違い、キャストも別人だったりと、かなりがっかりな内容だった。
それはそれとして今作は今作で楽しめばいい話ではあるのだが、それを遮るかのように当時の放送期間からの変更等が絡んでテレビ版は30話程度で終了。しかもちゃんとした完結編は劇場版でというかなりイレギュラーな作品だった。劇場版は劇場版でテレビ版の最後から繋がってるのか繋がっていないのか微妙な作りであり、嫌いではないが作品の完成度としては色々と問題点のある作品だったと思う。ただ、今作があったおかげで後のゴーカイジャーやジオウはその問題点を意識して作られていると思えば今作にも放映した意義はあったのかなと。
ディケイドのデザインも大分 えっ という感じだったが、見慣れれば意外とかっこいい。コンプリートフォームはアレだけど...あとヒロインのなつみかんが可愛いので良し！
