なお

エージェント・オブ・シールド シーズン1のなおのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

”楽園”

MCU本編では、主にアベンジャーズたちのサポート役として活躍するシーンが多かった国際平和維持組織<S.H.I.E.L.D>。

アベンジャーズのような「異能の力」を持たぬ彼らが、知恵とチームワークを武器に数々の超常現象や闇の組織の思惑へと立ち向かう姿を描く。

✏️生きていたエージェント・コールソン
『アベンジャーズ』劇中にて、チタウリの軍勢と共に地球を強襲した、ロキの凶弾に倒れたはずの彼が実は生きていた-----
そんな衝撃的な事実の暴露から物語はスタートする。

『アベンジャーズ』以降、前日譚的内容でもある『キャプテン・マーベル』を除き、現代を舞台にしたMCU作品には登場しないコールソンの活躍が見られるのはこの作品最大の特長。

組織への忠誠心も大事にするが、それ以上に「チームの仲間を大切にする」。
普段は冷静沈着なコールソンだが、仲間を傷つける相手には一切容赦なし。
組織の規律を破ってでも「正しいこと」のために奔走する彼の姿は、頼もしくもあり危なっかしい一面も。

✏️チームの仲間
コールソン以外のメンバーも非常に個性的。
エージェントとして、頭脳も肉体も申し分ない能力を持つウォード。
コールソンの昔からの仲間であり、めったに表情を見せることのない鉄仮面メイ。
武闘派ではないが、天才的な科学的知識と技術を持ち合わせるフィッツ&シモンズ。
類まれなハッキング能力を駆使してチームをサポートする、このドラマの最重要人物であるスカイ。
彼らが見せる人間ドラマも見ごたえ十分。

個人的には、フィッツが話数を経るたびに、エージェントとして段々と頼もしくなっていく姿が良かった。

✏️戦いは始まったばかり
シーズン終盤では、一度バラバラになりかけたチームが再集結。
ヒドラの内通者であったウォードに制裁を与え、コールソンはS.H.I.E.L.Dの新たな長官に就任。
組織の再編を、前長官となったフューリー自ら託された。

しかし、今シーズン最大の敵であった<ジョン・ギャレット/クレアボヤント>の息のかかったメンバーは反撃の牙を研ぎ続けている。
まだまだ長い戦いとなりそうな予感。

☑️まとめ
本作は全7シーズン、そしてこれから見ることになるシーズン2~5は全88話、シーズン6、7は全26話の計104話。

シリーズ完結まで約7年の時を要しただけあり、ボリューム満点。
コールソンらS.H.I.E.L.Dの面々だけでなく、自分(=視聴者)にとっても長い戦いになりそうだ。
なお

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