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エージェント・オブ・シールド シーズン2のBOWのレビュー・感想・評価

4.5
シーズン1からの「変化」がとても辛いシーズン2でした…。
能力者が前面に出てきて、シーズン1と比べてSF要素やCGが強くなったと思いきや、ヒューマンドラマ性やテーマ性といった奥深いものはシーズン2の方が色濃く深いものになっていると感じました。

誰が味方で何が真実かが分からず、誰を信じて誰を裏切るのか、絶対的なものがない悲しさ、シーズン1を観てると尚更辛くなります。
皆「元に戻りたい」。
元のシールドに。元のチームに。元の自分に。元の家族に。
皆戻りたいと思って行動して、空回りして、どうしたって戻れないことを知る。
受け入れて、前に進むしかないのだけれど、元に戻ることを諦める恐怖、進む恐怖も、置いていかれる恐怖、変わる恐怖、変わったねと言われる恐怖、どの登場人物の心情も分かりに分かりすぎて、誰も責められません。
でも、最後は皆、変化を受け入れて、覚悟をして、より良い方向へと進むしかないのです。もしかしたら、変化したその先は、思ったより悪くないかもしれないから。

ウォードやスカイの両親が悪人と言われることをしてしまったのは、やはりいつまでも過去に囚われたままだったから。

思ったより深いことを学びました。
シーズン3、早くプライム特典になってくれないかなぁ……
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