このレビューはネタバレを含みます
1940年代のニューヨークが舞台という事で、当時の時代背景や世相、ファッションやカルチャーなどが演出の随所に織り込まれ興味深く楽しい。
正直序盤はイマイチ盛り上がらない。女性の地位が低かった時代を印象づけるためかSSRメンバーからの敬意を欠いた扱いが続き、イジメの現場を見せられているようでしんどい。
しかしベラルーシ行きのエピソード(第5話)でトンプソンとの相互理解・絆的なものが生まれてからは、もう余計な事を考える事もなくこのスリルとサスペンス溢れるドラマに引き込まれていった。ドゥーリー支局長の壮絶な最期、その直前のカーターとのやりとりはグッと来た。
本作のヴィランである催眠博士とドッティは素晴らしい存在感ですね。特にドッティとのクライマックスバトルには大興奮。柔の凄腕暗殺者vs剛の武闘派エージェント!女性キャラ同士の格闘シーンでこれだけ迫力ある肉弾戦は初めてかも。そしてラストのクリフハンガーも最高にワクテカです。