この作品の前にDCドラマの「ARROW シーズン2」を観てたのだが、ストーリーの展開が面白く、スピード感あり、キャラクターのバリエーションありとかなりハマってしまった。
その後の本作は一転して、ストーリーはジワジワ進み、徹底的にダークなトーンで最初は今ひとつな感じだった。しかし、エピソードを重ねるにつれ、マットとフィスクの対決が激しさを増していき、一瞬たりとも目が離せなくなった。
最早、デアデビルというヒーローものでは括れない、人間vs人間のぶつかり合いを描いた骨太なドラマであった。新たに登場したデックスは不気味だがとにかく強い。物を投げて跳ね返るのを利用した攻撃は斬新。最後の方までマットが勝てる気がしなかった。魅力的なキャラを次々と繰り出してくるのがこの作品の凄いところ。
シーズン2はパニッシャーやエレクトラといったサブキャラも充実した傑作であったが、本作はそれに負けない、いや遥かに超越したクオリティに仕上がった。