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マーベル/ジェシカ・ジョーンズ シーズン3のdjangoのレビュー・感想・評価

5.0
武道には礼に始まり、礼に終わる。という言葉がある。
パッツィーに始まり、パッツィーに終わる。
そんなドラマだったかもしれない。
カレーに福神漬けがあるように、レクターもどきの楽しい殺人犯もいた。
もちろん、本物の博士程じゃない。
B級レクターだ。
B級でも福神漬けとしてはいい仕事をしていた。

ジェシカのストーリーは、ネットフリックスマーベルヒーローの中では1番狭い。
他のヒーローは主に地域だった。
ジェシカは個人だ。
そこが違いかも。
敵も組織ではなかった。
善と悪との境界も曖昧だった。
敵と味方も何度も入れ替わる。
月並みだが、オセロのように。
ジェシカの決断は視聴者として、時にイライラし、時に満足する。
50点の決断だ。
最後まで観たら、それが良かった。

サブキャラクターのストーリーは時に蛇足に見え、時に上手い手に見えた。
衛星のようにジェシカの周りを回り続けた。ラストでそれらがある程度納得出来る形になった。
満足している。
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