モモモ

マーベル/ジェシカ・ジョーンズ シーズン1のモモモのレビュー・感想・評価

3.6
MCUにおいて「デアデビルS1」「ホームカミング」と同様に「NY決戦」の重要性が再確認出来る作品。
「空に穴が空いて攻めてきた宇宙人から超人達が世界を守った」という認識が前提としてある世界観のお陰で話がスムーズに進む。
作品自体は惜しい点が目立ちトータルで観ると残念な気持ちが大きい。
予算や制作の規模を考えると仕方ないのだがアクションがしょっぱ過ぎる。
映画程のクオリティは無理にせよ予算や規模を誤魔化す撮り方が他にもあると思わざるを得ない。
「証明しなければいけないので殺す事は出来ない」という魅力が途中でなくなったのも残念。「殺そうと思えば殺せるが殺せない」という枷が物語を面白くしていたので「枷が外れたので殺します」という10話以降の展開は何だかなぁ…。
だがその反面、地獄絵図が続く様な10話と「待っていました」な12話が独立した物語として面白かったのも事実だ。
シャイニングやファーゴの直接的なオマージュは有難うございますの一言。
MCUとして他作品と繋げる事に足を引っ張られ(赤い薬など)、テーマも若干ブレてしまった様に感じるがBEGINSとしては及第点。
能力を持っても、ヒーローに憧れても、彼ら(アベンジャーズ)の様になれない者達の今後が楽しみ。
モモモ

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