Mai

ヴェロニカ・マーズ:スプリング・ブレイカーズ爆破事件のMaiのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初めて採点が付けられないほどの衝撃を受けた。
大好きな作品のラストシーズン。アメリカhuluで
2019年に配信が開始されたのを知ってから日本に
降りてくるのを心待ちにしていた。"ヴェロニカ・
マーズ"に関しては、シーズン1から熱心に観ていた
かなり痛いファンだ。
とにかくヴェロニカとローガンの2人のくっついたり
離れたりの恋愛が好きでシーズン1から見守ってきた。



最終話を観るまでは★5つの内容だった。
ヴェロニカは相変わらず私立探偵として危険を知ってて
飛び込んでいくし、ウォレスやウィーヴィルといった
シーズン1からの登場人物の姿が観れたのも嬉しかった。
1話でヴェロニカとローガンが久しぶりに再会して愛を
確かめ合うシーンは、自分のことのように感慨深く
なって泣けてきた程だ。それはヴェロニカにとって
ローガンは昔からの知り合いで気がおける仲間で
命より大事だと知っていたから。

なのになんでラスト5分をあんな脚本にしたのか。
このドラマがまだ続くなら分かる。ヴェロニカが
父親からも恋人からも離れて一人になって自分を見つめ
直し、その先で新しい人と出会って幸せになるのなら。
でもそうじゃない。これで長く続いたドラマが終わるなら、
なんでローガンを死なせたのか本気で理解ができない。
今作でローガンとお別れするのではなく、シーズン1から
見てきたローガンとのお別れだ。モーテルの外で初めて
ヴェロニカとキスしたシーンや、大学のパーティーで
ヴェロニカに本心を告げたシーン。ローガンの全てが
いい思い出で、映画版では大人になったローガンが
やっとヴェロニカと結ばれて最高に幸せな気持ちに
なっていたのに。ローガンが好きだった私からしたら
辛すぎる。映画の後の2人の様子が見れたのは
嬉しかったけれど、こんな結末なら映画版で終わりに
しておけば良かったと心から思う。新作ドラマだから
楽しみにしていたのに。私はローガンが爆死したなんて
信じたくないし、もう見たくない。

私の中の"ヴェロニカ・マーズ"は映画版で
終わったことにしておく。

Mai

Mai