桃色

シグナルの桃色のレビュー・感想・評価

シグナル(2016年製作のドラマ)
4.4
このドラマ、韓国ドラマ凄いなって思える作品。
本当に面白かった。
この後、日本版の帯ドラマが始まり(こっちも面白かった)、日本版はスペシャルもできて、更に劇場版も公開されてますね。残念ながらコロナ禍で劇場鑑賞をしなくなっちゃってこの映画版は配信待ちです(もうすぐです)

韓国で実際に起こった事件をソースとしていると聞きます。よって呼び起こされる悲惨のイメージは我々よその国とは違うのかも知れません。

過去と繋がった旧型の無線機ですが、繋がる過去は事件ごとに前後するんですね。だからその時間軸に現代のプロファイラーも過去の刑事も仕掛けを残しておくんですよ。そこが単なるメルヘンのドラマとは違うこのドラマの真髄。
いくつかの事件を追いながら実は1本に繋がる壮大なストーリーです。脚本家のキム・ウニさんあっぱれ!です。

しかし、この主役3人。ドラマ製作陣の本気さが伝わってきましたよ。映画族俳優のチョ・ジヌンさんを久しぶりにドラマ引っ張ってこれたこと、これってやっぱり役者も期待するドラマであったのでは?
そして、ジフンくんは「パパロッティー」ではやんちゃな役で涙を誘いそれ以後ファンであります。そして、そしてキム・ヘス女史も大好き。
韓国では美貌の悪女として歴史に登場する「チャン・ヒビン(張禧嬪)」を演じたのはキム・ヘスさん、キム・テヒさん、ソン・ヘギョさんと(他もいるけど)皆さん看板を貼れる韓国の美女ばかり。そのキム・ヘス女史が未解決事件を追いかけ、そして初恋を追いかけるというお話です。

日本ドラマと比較すると、1話1時間を越す16話仕立てなので軍配は韓国。
だけど、これを観てから日本ドラマを見たら、本当にオリジナルに忠実に組み立てていることがよくわかってそこがすごく好感が持てました。キャストも然り。

ということで本作はまず観て、日本版が気になり、そしてまた見比べるように見返してと、いつまでも関わってくる名作でありました。
桃色

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