もりちゃん

白夜行のもりちゃんのレビュー・感想・評価

白夜行(2006年製作のドラマ)
5.0
久しぶりに観たけど、10年以上前のドラマとは、思えない。
雪穂の幼い頃は、地獄のような毎日。
実の母に売春を強要され貧乏な日々は、「風と共に去りぬ」を読みふけスカーレットに憧れ現実逃避するしか生きてる術がなかった雪穂。
そんな雪穂にとって亮は、太陽。

幼い2人が犯した罪、あの時犯行を認めたら、太陽の下を2人で歩けたかもしれない。
世間の同情も浴びてたかもしれない。
でも、そんな人生は選ばなかった。

「やったのは、わたしだよ」雪穂の言葉で亮司は、救われ雪穂を守ろうと決意した。
いつか明るい世界へ連れだしてあげようと。

子役の演技も凄いけど、山田孝之さんや武田鉄也さんの演技も素晴らしい。綾瀬はるかさんは、明るい可愛い役より、こんな悪女の演技が個人的には好き。
八千草薫さんの笑顔が優しくて、絶望しかない世界の淡い光のように感じる。
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