ほいちゃん

白夜行のほいちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

白夜行(2006年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

これは………すごいドラマを見てしまったな
どんどんいろんなところに犯行が及んでエスカレートしていくんだけどでも確かにそこには 愛があって。歪んでいたかもしれないけど。
現実的にはありえないような話なのに登場人物たちが紡ぐ言葉が時に心の奥底に染みるときもあって深いドラマだなあと。
なんだろうなあ…最初見始める前は最後見終わった時絶望に苛まれてるんだろうなって思ってたけど、終わってみれば全然そんなことなくて。きっとお話が丁寧に紡がれていったからなんだろうな、、
笹垣 最初のほうは 本当に憎たらしくて 最後まで血も涙もない人なんだろうなって思ってたけど、だんだんと亮司と雪穂、その周りの人たちの境遇を知っていくことで、その行動や言動から助けてあげられなかったことの後悔 のようなものが伝わってきたし、ああやっぱり亮司は 笹垣ただ一人に自分の生き様をおってもらえて幸せだったんだなって思った。最後の「亮司 、来いや」といって手を広げるシーンなんか号泣もの。古賀が笹垣を慕っていたのも納得出来た。亮司も幸せな最期だったんじゃないかとさえ思えた。「人生を捧げた人間より捧げられた人間の方がつらいんじゃないか。」本当その通りだと思ったな。登場人物一人一人が丁寧に描かれていてもう傑作すぎるなこれ。綾瀬はるかと山田孝之 再共演待ってるよ!!

「間違いだらけやったけどおまえが精一杯やったんは俺が知ってる。一人の人間幸せにするためにおまえは精一杯やった。おまえの子に俺がちゃんと言うたる。」