おいも

Picnic at Hanging Rock(原題)のおいものレビュー・感想・評価

Picnic at Hanging Rock(原題)(2018年製作のドラマ)
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映画版も特に好きという訳ではないが、神格化すらされている少女性を上手く表現できていた。ドラマは方向性もよく分からない上に、人選も微妙で、色々と残念。サスペンスとフェミニズムのどちらにも目配せしているけど、どちらも中途半端以下。
花嫁学校やらコルセットを脱ぎ捨てるやら。2018年時点でまだそこから何か伝えようというのも既に的外れでしかない。
キーパーソンなのに、ミランダが全く好きになる要素ないのも致命的。周りの人が彼女をどこまでも自由なのよ〜と言われても説得力なくて失笑。勝手にパーティを抜け出して猥褻されかけて半泣きべそかいて校長に尻拭いさせる人物から自由な精神を感じろと言われても無理がある。ピクニックの日に生理きた子がもたもたしているのをみんなで侮蔑的な態度で接するのも許せなくて気分が悪くなった。
いくら尺を伸ばしたいからといって、スローモーションに頼りすぎなのでは。不必要な思わせぶりが多すぎる。しかも変に肉付けしようと校長の過去を付け加えた割には全然興味唆らなくてこれもまた中途半端。最後は全て丸投げ。原作の神秘性を出そうとしているかどうかは分からないけど、だとしたら失敗してる。最初の掴みが悪くなかったけど、途中から製作側も何をしたかったのか見失った気がする。これではドラマにした意味ないよね、新しい切り口でもなければ、映画から何かしら中身を掘り下げられているわけではないし、話としても全く広げられなかったから。