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anego[アネゴ]のひのレビュー・感想・評価

anego[アネゴ](2005年製作のドラマ)
2.6
ジャニヲタなのであの赤西仁の名作は見逃せないと思い、大学生の時に暇潰しに観てた。今どんなものだったかちらっと見返したら、あまりにも女性の扱いが酷過ぎて面白いというよりなんだか悲しくなっただけだった。
(だいぶ長文で書いてます笑)

前回観たのは3,4年前で比較的最近なのに、自分が社会人になって同じような立場になると、ここまで敏感になるものなんだと不思議だった。

「女はね、男の人と肩を並べて仕事をすることなんかないの」
「職場の皆に可愛がってもらって、その中からこれっていう男の人と結婚すれば良いの」
↓↓↓からの
「東済商事に入れただけで女の幸せ(×キャリアが積める○良い男が選び放題)を掴んだも同然、なんて運の良い子なのかしら」

第一話から、内定を貰った主人子にかける母親の最初の言葉がどぎつい。

何かと結婚至上主義だったり、女性の正社員採用ゼロ、女性総合職ゼロの職場、女性が一般職から総合職にキャリアアップするのを性転換と呼び、キャリアウーマンに超否定的なのとか、見合いでナチュラルに仕事は辞めてくださるの?と聞いてくる相手側母親、寿退社とか32で会社のいいババア扱いされてたり、マジで最悪😂😂😂
女性は仕事の能力でなんか一切判断されず、良い男を探すために働き、見つけられなかったら残り物扱い、言わば男を求めて感情的に動く生き物のように描かれていて、観ていてすごく辛かった。

この時代のドラマだと、花男の静さんやつくしとか、きみはペットのすみれちゃんとか、割とキャリア志向の女性も普通にいた気がしてそれが当たり前だと思っていたけど、違ったんですかね笑

女性蔑視も甚だしくて、私がこの時代で働くのはちょっとキツい。この時に比べ、だいぶ生きやすい時代に生きられて良かったなと思った。
自分自身がオタクだから思うだけか、男女共に趣味に生きるオタクが増えて、相対的にキャリア志向の人は減ったように見えるけど、そもそも恋愛自体に興味がない層が多数派になってきたのは、その点良いことだったのかもしれないと思ったりした笑

「一昔前に商社が女性社員を一斉にごっそり採用しましたが、あれは男性社員の花嫁候補としてですよね。で今回溢れてしまって会社に残ってしまった人(女性)がこういうトラブルを起こしてしまったと思うのですが…」
とかこんな酷いことのWSで言っちゃっていいのかよ笑😭

話の内容的にも、ここまで不倫が推奨されてるのも変だけど、不倫が明るみになった時に男性より女性が責め立てられるのも、女性って不利な世界に生きているなと…。

内容どうこうより時代を感じるドラマでした。

個人的に最近観てたドラマに尽く"くろさわ"さんが出てくるので、そんなに日本に多い苗字だっけなと思いました。そして、こんな大手商社なのに、黒沢くんその髪型で大丈夫なのかと思った記憶笑

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(話は逸れるけど)
このドラマを観ては思い出すのが、
この時期(野ブタ、花男)くらいからドラマをちゃんと観始めた私は、それまで知識としてSMAP、TOKIO、KinKi程度しかなかった中、修二と彰にハマり、突如として出てきた亀梨がとても輝いて見え、かっこいいかっこいい言いまくっていたら、母親に「同じグループに赤西くんって子がいて、この間までanegoっていうドラマに出てて、その子が本当にかっこいいのよ…亀梨くんよりもっとかっこいい子がいるのよ」と言われ、スーパーの雑誌コーナーでKATーTUNが出てる雑誌を探し「なわけないだろ、ほんまや…」となった記憶笑 それくらいとびっきりかっこよかった。

この時はジャニーズも日本のエンタメも本当に良い時代だった…
ひ