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タイガー&ドラゴンの0i7のレビュー・感想・評価

タイガー&ドラゴン(2005年製作のドラマ)
4.2
落語を好きになって2年くらい経ちますが、2000年代の落語ブームの要因の1つとして挙げられるドラマなので再放送で観られてラッキーでした
主人公虎児は実の親と早く死別し、ヤクザと噺家というどちらも疑似親子になぞらえられる世界で生きていこうとする、その設定が巧みだなと思いました
厩火事の上方まるおまりも(演:古田新太さん、清水ミチコさん)は本当に良いエピソードだし、二人の漫才のテンポがすごく良くて本物の寄席の色物さんのようでした
落語が始まると冒頭だけ落語を話しているシーンでその後は落語の世界の劇に転換するという手法は見やすくて絶妙でした
『恋する母たち』を観た後に観たので阿部サダヲさんが林屋亭どん太→今昔亭丸太郎と年を経て良い噺家に変貌したなと思いました(そもそも芸風が全然違いますが)
15年前から顔面配備されていた橋下じゅんさんや、ゲスト出演の松本まりかさんなど今見るからこその面白さも堪能できました
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