acko

不機嫌なジーンのackoのネタバレレビュー・内容・結末

不機嫌なジーン(2005年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

先輩に勧められ、大森美香脚本というこもあり、鑑賞。休みの2日間で、一気に見終わりました。

生物学という大きなテーマのもと、愛らしさと、知的さがあり、一度も、一ミリも嫌な感情が生まれない、何とも清潔感に溢れるドラマだと思った。地球上の生物で唯一人だけが持つ「悩み」という感情が、素直に、ストレートに描かれて、登場人物一人一人をとても魅力的に見せていた。

男女の関係性は、いかに平行線を保つか、みたいな事を小林聡美が言っていたり、そもそも男女は根本的に違うから、的な事を内野聖陽が確か言っていたのだけど(うる覚えですみません)、その辺が妙に記憶に残っている。

それにしても、ラストは切なかった。
悩みながらも成長した(してしまった)主人公。平行線が交わる事は無く、保つ事も選ばず、でもきっとこれからも、遺伝子では説明出来ない特別な感情が彼女の中に残り続けるのだろうな、などと、10話までには無かった、深い感情移入が私を急激に襲うのでした。
acko

acko