ヤマダムラロー

ウルトラマンネクサスのヤマダムラローのネタバレレビュー・内容・結末

ウルトラマンネクサス(2004年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ネクサス、完走しました。
当時8歳の俺には所謂見たかったウルトラマンではないという判定を出して唯一見ていなかった。
今見ればきっと面白いんだろうなって分かってたけど、こんな傑作だったとは。
光の力が受け継がれていく。主人公は1番近くでそれを目撃してきた視聴者に1番近い存在で、その彼が最終回で遂にその光の力を受け継ぐ…完璧すぎ。
ウルトラマンとしても凄い強いっていうイメージはなく、常に苦悩しそれが弱さに繋がることの方が多いウルトラマンな気がした。けどそこにこっちが熱くなるヒーロー像はちゃんとあって堪らなくなった。
周りのキャラも凄い良くて、ウルトラマンの幕の内ではないものを必死に作ろうとする挑戦的なスタンスを強く感じた。
コストカットによる低予算の中でそれをどう設定に落とし込んでいくかとか、50話の予定から37話で完結する事になってしまっても方向性だけは曲げずにエンディングまで描き切ったりとか製作者の強い拘りもビシビシ感じて熱くなった。
ネクサスは2004年にしか出来なかったウルトラマンなんだろうと思う。
個人的に今出会えて良かった。
ありがとう銀色の巨人ネクサス。