トーテン

黒井戸殺しのトーテンのレビュー・感想・評価

黒井戸殺し(2018年製作のドラマ)
4.8
原作は題名知らなくてもトリックの内容は皆が何かしらのミステリ作品でお見舞いされた周知のネタで、これを映像化する時にどう表現するのかが重要だと思って見ました。
それを三谷幸喜脚本で舞台は日本でリメイク。
前作のドラマも良かったので期待しかない。

舞台は昭和。
この近代とも現代ともなんとも言えないレトロ感がクリスティっぽい。
大泉さん始めとする癖のある登場人物達に笑わされつつも、容疑者の誰もが秘密を抱えていてオチを知ってても最後まで引き込まれます。
特にオリジナルの追加要素が本当に良くて原作読んでて「うーん」となった部分も消化できました。
最後の探偵が苦悩するシーンが良かった。
犯人の動機もこれなら納得出来る。

で、お姉さん役の斉藤由貴さんの演技が本当に素晴らしくて。
コメディエンヌと思わせておいて実は…という伏線。
面白かったです。
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