shun

ウォーキング・デッドのshunのレビュー・感想・評価

ウォーキング・デッド(2010年製作のドラマ)
4.4
壮絶
現実離れした世界でありながら重く現実を突きつけてくる。実際、何が起こるかわからないこの世界でいつ起きてもおかしくないこと。博士が化石燃料に頼るのはあまりにもバカげてるって言ってたのが印象的。
そんな世界で生きるほんの一部の人々をたった6エピソードで描くのだがとにかく1秒1秒が濃い。
この荒廃した世界では性も人種も年齢も関係無い、強い者、武器(銃)を持つもの、賢い者、素早い者が勝つ。(グレンがダリルにピザの配達やってたって言うところが好き)現実主義者もいれば人道主義者もいる、生きる気力を失っていく者も、、追い詰められた状態で出てくる人間の本性が生々しく描かれている。画面のなかの登場人物たち一人一人に共感できてしまうところが怖い。博士にさえも。こんな世界で生きていてなんになる?と思う、でもそれでもなんとか生き残ろうとする人もいる。こんな状況になっていない今我々が生きている世界においてもなんのために生きているのか?という疑問に答えることができていない自分の心に最終話が強く印象に残った。
しかし、そんななかだからこそ芽生える愛や友情、信頼、そういったものが少しずつ希望となって皆を繋げていくところがとても美しく感じられた。

最後も美しかったな。なんかシーズン2観ずにこのまま記憶に残しておきたい気もするけど続き気になる。


ウォーカーのメイクアップが本当にリアル。まあゲームオブスローンズに慣れていれば全然問題ない。オープニングもかっこよくて毎回跳ばさずに観た。
ヨンドゥ少し出てきた。ノーマン・リーダスかっこいい。奥さん美し。
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