なえ

ウォーキング・デッドのなえのレビュー・感想・評価

ウォーキング・デッド(2010年製作のドラマ)
4.9
ゾンビ映画に魅力を感じ始め、とうとうドラマにも手を出してしまった。
そして気付いた。なぜゾンビ映画を好きになったのか。
ゾンビ映画は低予算で新規参入ハードル低め、ゾンビ+コメディ、ゾンビ+鮫、ゾンビ+新幹線、ゾンビ+異種間恋愛、ゾンビ+ミュージカル、ゾンビ+ボーイスカウト、などなどアイディアや設定を盛込みやすくて多少の稚拙さがあっても一点突破で爆発的な面白さ(しばしばバカげている、リアリティがない、唐突すぎる、意味不明であると欠点と批判される部分でもある)を発揮できる。
見る側のハードルも下がっているので多少荒々しくてもノープロブレム。
宝物を見つけるようなワクワク感が常にある。

同じことをドラマに求めてしまったのはこちらの失敗であってドラマになんの罪もない。もし見るならば、一気見するのではなく、一話一話を毎週楽しみに待つのが正しい見方だったことを学習した。

高クオリティ、ゾンビ映画としてもヒューマンドラマとしても安心して見られるとてもよいエンタメ作品だと思う。ただし一点突破の突出した魅力を期待するべからず。

何体もいるゾンビに手を抜かず、画面で見えるやつにはきちんと本気メイクしていて好感。
ただしシーズンが進むにつれ存在感が薄くなる不思議。あんまり出してないからそろそろ出番作るかと申し訳程度に出てきたり、出ても怖いどころか「チャンス!ナイスゾンビ!」的な扱い。笑
なえ

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