みほみほ

ウォーキング・デッド2のみほみほのレビュー・感想・評価

ウォーキング・デッド2(2011年製作のドラマ)
3.9
シーズン1はエピソードが短い事もあり、手始めの準備運動って感覚で、まだそこまで気持ちが乗り切らなかったけど、シーズン2になってみると話に深みが出てきて、どんどん面白くなってくる。

メンバーの中心にいるリックとローリとシェーンがどうも好きになれなくて、そこの内輪揉めに割とイライラぷんすか。ちなみに私が好きなのは、ダリルとグレンとデール。行方不明になった女の子を探して奮闘するダリルには、かなり好感持てました。洞察力に優れ、ユニークな人柄のデールと、健気でチャーミングなグレンもいいのよねぇ(笑)

リックは頼りなく見せかけて、実は冴えている戦略家タイプなのだが、どうもインパクトに欠ける印象で主役感が弱い。というか幸薄いオーラが半端ない気がする。妻のローリも夫が生きてたと分かるとあっけなく態度変えて、明確な終わりもなく切り替えて捨てた癖に被害者面してるし…自己中心的で自分の事となると喚き倒したりするあのありがちな母親像がだいぶ苦手。それを指摘してくれたアンドレアにスッキリしたものの、アンドレアの人間性も極端で微妙。(PB贔屓でサラを観れるのはどことなく嬉しかったはずなのに、段々ストレスを感じるようになったし、PBの役柄の同じ人に見えてしまうのが、私的にはかなりのマイナスポイント。)


なんか皆が皆、リックに色々と委ね過ぎてて、責務過多で可哀想だったし、ラストにあのような人間になりつつある部分はちょっと同情してしまった。かといって冷酷身勝手な奴にリーダーになって欲しくないので、かなりスッキリしたけどね。


シーズン2の中では、「死の定義」が個人的にとても面白いエピソードだったし、逆に「決闘」は眠かった。それにしてもあの水死体、気持ち悪かったな〜🤢獣医一家との出会いから広がる展開もなかなか面白かった。

グレンに対する扱いやら、何を切り捨てるかの議論、それぞれが悲しみと向き合ったり、自暴自棄になったり乗り越えたり、ウォーカーの脅威だけでなく恐ろしいものは他にもあったりと…十分な見応えがありつつも、そこまで重くもなく疲労感を感じずに黙々と観ることが出来ました。

結構ウォーカーを殺す時とか絵面ではインパクトがあるのに、ドラマだから若干ライトに進むのと、ゾンビ(ウォーカー)の存在が悲しみを中和してくれるのが良いところ。(私がグロいのに慣れてるだけなのか?)


シーズン10まで根気が持つか、飽きないでいられるかは分からないけど、この先もっと面白くなる事を期待して、ぼちぼちシーズン3に行きます!


(Huluにて吹替)
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