ホりんご

ウォーキング・デッド3のホりんごのレビュー・感想・評価

ウォーキング・デッド3(2012年製作のドラマ)
4.3
本日鑑賞済み【1周通】

刑務所に着いたリックたちを待ち受ける運命。
✍🏻感想述べます。

〈あらすじ〉
農場を離れたリックたちは物資を求めて旅を続け、ついに安全な拠点として刑務所を発見。中のウォーカーを一掃し、生活拠点とすることに。一方、アンドレアはミショーンと行動を共にしていた。刑務所内ではハーシェルが噛まれるも、リックが足を切断して救おうとする。さらに、生き残った囚人たちの存在も明らかになる。

〈感想〉
刑務所という新たな拠点を舞台に繰り広げられるシーズン3は、これまで以上にスリリングで見応えのある展開が盛りだくさんでした。閉鎖された空間での共同生活は、外のウォーカーの脅威だけでなく、人間同士の緊張感や信頼関係の揺らぎといった“内側の危険”も生み出していて、毎話目が離せませんでした。

シーズン2から時間が経ち、リックやカールをはじめ、主要キャラクターたちが明らかに成長して登場しているのも印象的でした。特にリックは、リーダーとしての責任と家族との関係に苦しみながらも、より冷静で時に非情な判断を下すようになり、人間としての変化や葛藤がより深く描かれていたと感じました。

また、刑務所という安全そうで不安定な環境の中に、総督率いるウッドベリーとの対立構造が加わったことで、シリーズ全体のスケール感も一気に広がった印象です。総督の存在がもたらす不気味さと圧倒的な支配力は、新たな人間の恐怖を体現していて、ウォーカーとはまた違った形で視聴者を惹きつけていました。

さらに、アンドレアやメルルといった過去のキャラクターたちが物語に再登場し、それぞれが新たな立場や選択を通じてストーリーに深く関わってくる展開も非常に魅力的でした。特にアンドレアが総督側にいて葛藤する描写は、彼女の成長と迷いの両方を見せてくれて良かったです。

人間ドラマとしての厚みが増し、単なるサバイバルホラーの枠を超えてきたこのシーズン。次はいよいよシーズン4に突入ということで、物語がどこへ向かっていくのか、ますます期待が高まります!

〔最後に一言〕
"ミショーンいいよね"
ホりんご

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