「ウォーキング・デッド」シーズン3全16話観終わった
シーズン2を観てから半年、ストーリー上は約8ヵ月が経過
農場が燃え落ちた後リックたち一行はある刑務所へ行きここを拠点とする。一方はぐれたアンドレアは女剣士ミショーンと冬を越した後、ウッドベリーという町に迎え入れられる。
新たな環境で生まれる新たな脅威、刑務所とウッドベリーの人々の交差と昔の知り合いらとの再会を中心に話が進むシーズン4
ここからある程度ネタバレあります
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まずはアンドレアについて
シーズン1の最後のほうから注目していたキャラクターです。
シーズン2でデールとシェーンという正反対の二人とそれぞれ過ごした上でのあの終わり方。今シーズンでどう活躍してくれるかとても楽しみだった。
思った通り今回は出演時間も増えストーリーも彼女に重きが置かれていたのがよかったです。
ただどうしてもその描かれ方に納得のいかない点が。
すごく期待していただけに一気に彼女のキャラクターとしての魅力が失われてしまったように感じます。
まずは死について、あまりにもあっけなく無駄に思えたので製作の裏側を調べてみました。
原作においてアンドレアはとても重要なキャラであり、テレビ版のシーズン3に相当する部分以上に生き延びている。そして彼女を演じたローリー・ホールデンによると死は撮影の三週間前に突如脚本家グレン・マザラによって変更させられた結果であり、当初彼女はシーズン8までの出演契約をしていたらしい
正直この突然の変更は無駄でしかないと言わざるを得ない
そもそも今シーズンにおける脚本がアンドレアからそれまでの魅力を奪ってしまったように感じます
見たかったのは突然出会ったフィリップにときめいていいように扱われる姿では無くて、より慎重でより警戒心が強く自立した女性
序盤に平穏を求めてウッドベリーに残ることにしたのはまあ理解できるにしても後半にフィリップの本性が表れはじめても両サイド行ったり来たりするばかり
フィリップとの鬼ごっこも結末が見えていて本当に必要だったのか？と思ってしまいます。
最期は"I know how the safety works."で感動的になったもののあんな終わりは嫌だなあ。メルルでさえ英雄的な最期を遂げたのに
「誰にも死んでほしくなかった」という言葉はウッドベリーの住人を刑務所へ迎え入れるリックの行動に繋がったのかなと思うと少し救われる
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ローリの出産
随分前のことのように思えますが今シーズンのハイライトの一つ、アス・キッカーの誕生
この回は壮絶だったなあ。カールへの言葉が印象に残ります。彼女の優しさと人を想う心がカールの中で育っていきますように。最終話を見ると少し怪しいですが、ミショーンとの関係がこれから重要になりそうな予感。アンドレアを亡くしたミショーン、母親を亡くしたカール。遺された者たちの友情が楽しみ
アス・キッカーが大人になる頃この世界はどうなってるんだろう？大人になれるといいな。最初にミルクをあげるのがダリルっていうのがすごく嬉しかった
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ダリルとメルル
ダリルがどんどんかっこよくなってる。キャロルとの信頼関係もいい感じだしみんなの兄貴みたいでこれからが楽しみ。
メルルもとても魅力的なキャラクターで、最期まで素晴らしかった。マイケル・ルーカーのかすれた声好き
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前シーズンでアンドレアのお陰で生きることを選んだベス、歌声に癒された。前シーズンの途中から応援してるんだけどなかなか活躍がないキャラだから今後に期待。カールとの関係が楽しみなのに加えてアス・キッカーの子守りとしての一面が広げられそう。「子どもが欲しかった」みたいな台詞もあったし
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マギーの件
色々な海外ドラマで色々な視点から描かれるテーマですね
一般では「未遂」として済まされる部分をしっかり掘り下げてくれたと思います。正直線を超えたか超えてないかにこだわるグレンが嫌だったので一度ぶつかってから彼が考えを改めて愛の強さを二人で再確認できたのがよかったです
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今回一行の行く手を阻んだのは心の底からネジ曲がった男フィリップ。
いろんな人がこれまで出てきましたがいわゆる"悪"な人ってこのドラマでは初めてな気がする。
恐怖による支配と嘘と口の上手さが凄い。とにかく気持ち悪かったなあ、いいキャラではあると思うけどそんなに何シーズンも引っ張らないことを願います。
メルル以外にも懐かしい人が再登場したし16話にも増え盛りだくさんなシーズンでした。新キャラのミショーンはとにかくかっこいいので今後の活躍に期待です
