kkkのk太郎

ウォーキング・デッド6のkkkのk太郎のネタバレレビュー・内容・結末

ウォーキング・デッド6(2015年製作のドラマ)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』のシーズン6。
長い旅の果てにたどり着いた、人々が穏やかに生活する町アレクサンドリア。
リックはリーダーとして街を率いるようになるが、またもや新たな試練が彼らに襲いかかる…。

企画はフランク・ダラボン。

○キャスト
ダリル・ディクソン…ノーマン・リーダス。
グレン・リー…スティーヴン・ユァン。

何故『ウォーキング・デッド』の偶数シーズンは退屈なのか…?
凄くワクワクする話もあるのだが、引き延ばしされているようなテンポの悪さで、観ていて怠い。

シーズン5のエンディングは素晴らしかった。
アレクサンドリアという街が舞台となったので、これまでとはひと味違う『TWD』が観られるはず!…と思っていたのだが、結局はこれまでと同じような展開だった…。

やることなすこと裏目に出る男リック、再び。
ここ最近のリックはなかなか頼もしいリーダーへと成長していたのだが、このシーズンはダメダメ。とにかく間が悪い。
大体リックが不在の時に事件が起こる。

そして仲間たちが自分勝手に動きすぎる。お前ら馬鹿なの⁉︎
特に医者のデニース!街で1人の医者なんだから、ジッとしとけって!
完全に無駄死にじゃねーか💢

モーガンの描き方ももうちょいなんとかならんかったんか?「命は大事だ!」という主張はわかるが、時と場合を考えろ。

狂戦士キャロルは泣きながら敵を殲滅するという新たなステージへと到達。
これまで十字架を持ち歩くとか、そういう描写あったっけ?
急にメンタルやられたけど、こういうのってもっと事前に伏線張っとかないとダメじゃないか?

本シーズンで最も輝いていたのは、まさかのゲイブリエル神父。
シーズン5ではどうしようも無いオッさんだったのに、本シーズンで急成長を遂げる。
まさか人を殺して捨て台詞キャラになるとは思ってもみなかった。

ユージーンも素晴らしいキャラクターへと成長。
ヘタレなんだけど仲間のために命を賭ける勇敢さを見せるという、少年漫画なら一番人気が出そうなキャラ。
囮になったと思ったら速攻で捕まるところもチャーミング。

エンディングは過去もっとも残酷で胸糞。誰がやられたのか無茶苦茶気になる(気になりすぎてネタバレ見ちゃった…😅)!
ニーガンとかいうオッさんを見ると、『北斗の拳』のキャラクターを思い出す。
世界滅亡前から釘バット持って暴れてそう。

もっとアレクサンドリアやヒルトップなど、集落の描写を丁寧に描いて欲しかった。
意外性に欠ける平凡なシーズンでした。

しかし『TWD』の世界にはレズやらゲイやら異人種間カップルやらが多い…。
それ自体は別に良いのだが、出てくるキャラクターの殆ど全てがそんな感じだと流石にやりすぎなんじゃないの?と思ってしまう。
近年のハリウッドの流れではあるのだが、あまりやりすぎると作品の面白さを損ねますよ、と。
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