イリーガル

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド シーズン2のイリーガルのレビュー・感想・評価

2.5
686


登場人物がゾンビ世界で狂っていくというより
基本的にもともと全員くそ

リアリティ共感狙いなんだろうけど
どこにでもあるトラブルを
抱えてるんじゃなくて
引き起こしてる張本人達を
どこにでもいる普通の人々として登場させる
しかも
回を重ねるほどに
くそっぷりが激しくなっていく

それがテーマなんだろうけど
人間関係うまくいったことないかのように
次から次こじらせていく人ばかりで
全然話が進まんし
もはやメインは人間トラブルで
そのすきまでゾンビ使ってたり
あげくゾンビがほぼ登場しない回もある
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15話もあって
正直くそだるい
役者の喚き声や目つきや口の聞き方やら
考え方やら全てにイライラ演出が徹底してる

信じろだの信じれないだの
なんたらかんたら
ババアがいちいち毎度毎度
いろんな人にけんかうって
言い争っていちいち時間無駄にする
このくだり
展開的に必要性あるんか

この家族に1ミリも興味持てない
ゾンビ世界の話じゃないなら
絶対見ないジャンル


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人間トラブルなんて掘り下げずに
昔はジャンルの中に設定としてあるだけだった
例えば
竜巻を観測するパニックモノの設定で
主人公の敵対するチームに元嫁がいるとか

アクションモノで
ばらけそうだった家族だが
1人でがんばって事件解決したら
ラストに嫁と子供がハグしにきたり
など
仲直りできるかどうか目が離せない事などなく
一つのジャンルに風味として
人間関係が設定されてるだけだった

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昔は単純でよかった

怪獣とウルトラマンのように
悪は悪 正義は正義として登場し
使徒とヱヴァンゲリヲンのように
側面やバックボーンなど描かない

深い話にならない
スタローンやシュワちゃんなど
役者の芝居も単純ですんだ

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その結果
好き嫌いのない赤ちゃんが
嫌いな食べ物と出会ったように
観客の目が肥えて
個々の興味がハッキリしてしまったから
いまの映画は複合ジャンルが基本となってる

混ぜてごまかしてるのだ
コーヒーダメな人も
牛乳ダメな人も
コーヒー牛乳なら飲む

恋愛モノや戦争モノや
人間ドラマモノなど
客足が引いてきたら
タイムスリップモノを混ぜたりして
新商品にする

もはやサメの恐怖だけじゃ2時間持たない
人物設定上の対立中とか片思いなんか
誰も結末を追わない

ホラー嫌いな人でも
タイムスリップなら見る人いたり
結末にどんでん返しがあれば見たりする

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ただ
ゾンビモノが他の複合ジャンル映画と違うのは
単なるモンスターパニックから
恋愛+ゾンビや
家族ドラマ+ゾンビや
〇〇+ゾンビという形で
はびこっているが

もはやゾンビモノというジャンルではなく
ファミコンとカセットみたいに
ゾンビ世界をハードにしてさまざまな作品が作られている

そのほとんどが
ゾンビ世界は終わらずに
その一部分を切り取ったものばかり
ゾンビ世界を終わらせる映画は数少ない
これによってファンが増えつづけている

映画ごとでファンがつくというより
世界観にファンがついていく
という自己分析
今回も
ゾンビ世界じゃなければ
くそ家族ドラマなんか絶対みたくないのに
みちゃう

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1シーズン6話で
今回15話
3は16ある
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